地とともに走るということ
BORN TO RUNの中にこんなタラウマラ族の一節が。
「地とともに走り・・・」
走ってると確かにその思い。
特にフルマラソンという距離を走っているときは思う。
足を地面にたたきつけるような走りではなく、
地面をそっとおしてやるようなイメージ。
上手く走れているときは、
まさに地面とともに自分が動いているような錯覚に。
この感覚がとても大切なのかもしれない。
人間が走るということは、
自分と地面を反発させて動いている。
自分ばかりが頑張っても、
その力を受け止めてくれる大地を
しっかり感じ取らなければ、押し返してくれることもない。
ヘタレそうになったとき、
足が痛くなってきて立ち止まろうかと弱気になったときに、
この一節を頭の中で復唱する。
すると不思議に大地から力をもらえるような気がする。
そういえば、本の中でも、
よいランナーは精神も超越していると思う。
肉体を鍛えることも大切だけど、
精神を鍛えることもまた大切なのだと思う。
じゃ、猫ひろしは・・・。
彼もフルマラソンに挑んでいるときは、
きっと出家したお坊さんのように穏やかな心を持っているのかも!?